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狂喜乱舞するブログ

ある日、ある時、ない男。観劇メモ・感想

ある日、ある時、ない男。の観劇メモです。

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概要

2025年8月~10月。東京グローブ座梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、J:COM北九州芸術劇場で上演。脚本・演出:西田征史、主演:髙地優吾。完全オリジナル脚本のストレートプレイ作品。

 

セット・構成

・ステージの奥半分に高いステージが組まれている。下手側に階段があり上下が接続されている。階段の横には観音開きの扉、上手側には引き戸がある。引き戸は回転板の上に乗っている。ステージ内部にも階段?があるらしく、上段と下段を内部で自由に行き来できる様子。サイズは最も小さい会場のグローブ座に合わせて作られている。

・各シーンの場所や状況に応じてセットに映像が投影される。登場人物の住むマンションやアパート、青果店やコンビニ、走っている清掃会社の車、ショッピングモールの像や駐輪場、バックヤードへの入り口など。昇降式の巨大スクリーン(というか板)もあり、ステージ奥半分に組まれたステージの高さまで下がる。巨大スクリーンは緞帳のような役割も持つ。(開演前には下がっており、開演後に上がり、カーテンコール後に下がる)

・110分休憩なし。とにかく場面転換が多く、短いシーンは1分にも満たない。全部で90シーン以上あったらしい。とにかく頻繁にシーンが変わるためか、人の手で持ち上げて出し入れできる道具が多い。シーンの切り替えは主に照明きっかけ。

・開演前、ロビーや客席には商業施設でよく聞く系統の音楽が流れている。車が行き交う大きな道路のような音もするので、大きな道路と商店街が隣接している場所なのかもしれない。音楽の合間にたまにショッピングモールのオープン告知も流れる。

・オープニング映像あり。映像作品のオープニングのようなタイミングと内容で、流れるタイミングは冒頭の登場人物の日常風景を表すシーンがいくつか終わった後、内容は短いキャスト・スタッフ紹介。

東京スカパラダイスオーケストラのUNITE with BLUEがテーマ曲的に使われていた。

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展開

舞台は群馬県高崎市。街に巨大ショッピングモールがオープンする日の1カ月ほど前から物語が始まる。いくつか物語の筋があり、それぞれの筋が干渉し合って話が展開する。中心となる軸は「人を騙して金を稼いでいる男女2人組とその男女に嵌められて不倫写真を撮られ2000万円をゆすられている市長」と、「その取引をたまたま聞いてしまった車谷良介の横取り計画」である。

①良介

定職についてはいたが勤務先が立て続けに潰れ、その後バイトに応募するも募集自体が消える・万引き犯に間違えられる等の不運が重なり落ち続けている無職の27歳。実際には完全に運だけのせいというわけでもないのだが、上手くいかないことをすぐ運のせいにしがち。ようやく受かったバイトをしていたある日、偶然2000万円の取引を盗み聞きしてしまう。更にその直後に親友・直樹とたまよが突然の破局、失意の直樹のために一念発起して2000万円の横取りを企てる。横取りは結果的には失敗したのだが、直樹とたまよの役には立てたらしい。2000万円横取り計画の過程でその他様々な人にも間接的に良い影響を与えたが、おそらく今後も本人がそれを認識することはない。

②2000万円の取引と横取り計画

チンピラの男女2人組は日頃から通行人を嵌めてインチキダイエット食品を大量に売りつける等、外道な方法で金を荒稼ぎしている。ある日女は市長を唆し、不倫写真を撮ることに成功した。それを市長へ送りつけ、写真をばら撒かれたくなければ2000万円とデータを交換しろと脅しをかける。取引場所はショッピングモール、取引時刻はモールオープン日の正午。男は電話で市長の秘書とその約束を取り付けたのだが、たまたま居合わせた良介が物陰に隠れてそれを聞いていた。直樹に「横取りしろ」と唆されるがもちろん良介にそんな気はない。しかし後日直樹とたまよの破局をきっかけにその2000万円の横取りを決意、直樹もそれに参戦する。当日取引場所に来たチンピラの男に電波遮断機を仕込んだ上で離れた場所に誘導し、横取り計画は上手くいったかに思えたが、良介は偶然同じ場所で待ち合わせしていたマジシャンの弟子と2000万円を持った市長の秘書を間違えてしまった。一方で弟子の待ち合わせ相手も弟子と秘書を間違え、2000万円はその待ち合わせ相手がそうとは気付かず持ち去ってしまう。仕方なく良介はその後を追い、それを奪って逃げるが、中に入っていたのは偽札。直樹とたまよと自分のためにどうしても2000万円が欲しかった良介は失意のままショッピングモールをうろついていたのだが、そこへ不意にチンピラが現れた。チンピラは直樹に仕込まれた電波遮断機のせいで秘書に連絡が取れず困っていたのだが、ベンチに座った拍子に電波遮断機が破壊され、ようやく電話で連絡が取れる。その様子を見ていた良介は再度取引が実行されることを知り、そのままチンピラの後をつけていき、秘書の持っていた2000万円を奪って逃げた。もちろん後を追われるが、バックヤードに逃げ込み、持っていた偽札も駆使してなんとかチンピラと秘書を撒くことに成功。しかし最後の最後でバックヤードのロッカーに入っていたりんごと2000万円を取り違えてしまった。更に悪いことには両方ともショッピングモールの紙袋に入っていたため、良介は2000万円を見失い、諦めて帰路につくのであった。なお、チンピラは良介を追う過程で良介と市長の秘書に嵌められ警察へ連行されていった。

③直樹とたまよ

良介の親友カップル。良介の安アパートとは違う、良いマンションで同棲している。直樹はミュージシャンになると口では言うし、ギターも歌もできるが、ミュージシャンとして食っていくための努力はしていない。ライブもせずに他アーティストの動画を見ては「俺の方が上手い」と愚痴を言う。一応バイトはしているようだがサボりがち。一方のたまよは銀行員として働きながら、直樹は売れると信じて献身的に支えている。経済面だけでなく、ライブ配信のセッティングをしたりフライヤーを作ったりしていた。典型的な「夢を追っているらしいヒモ彼氏と献身的な彼女」だったが、ある日たまよが黙って出て行ったことで関係が変わる。たまよが出て行った日、街で偶然たまよに会った良介から「たまよに新しく金持ちの彼氏ができた」と聞き、更に新しい彼氏とのツーショットを見せられた直樹は、やはり金が物を言う、と良介の2000万円横取り作戦に参戦する。しかしその最中、「たまよに現在彼氏はおらず、隠していた病気が進行してきたため直樹に負担をかけたくなくて出て行った(それを隠すために良介に嘘を頼んだ)」という事実が、たまよとの秘密を隠しきれなくなった良介の口から知らされた。新しい彼氏だと言われた男は実はたまよの主治医であり、嘘をつくために撮られたものだった。それを受けて直樹は路上ライブをするが、誰1人として足を止める者はいない。自分の才能のなさと真正面から向き合い直した直樹はミュージシャンを諦めて就職を決意し、たまよとも復縁した。

④八木店長と娘

八木はペットショップ八木の店長であり、特に鳩を得意としているため、マジシャンの星やその弟子とも交流を持つ。離婚した妻と娘がおり、離婚してから一度も会っていないのだが、ある日娘から手紙が届いた。娘は高崎市弁当屋で働いており、父に会いたくて手紙を出したらしい。八木は弁当屋を訪ねて行くのだが、なかなか店に入る勇気が出ない。ある日意を決して店に入るが、そこに娘の婚約者がやってきた。婚約者はポルシェに乗った好青年で、八木はそれに怖気付いて逃げ出した。その後の別の日、八木はマジシャンの弟子から「モールのオープンイベント前日に鳩が逃げてしまった」との連絡を受け、鳩を届けるべく高崎市のモールに向かう。しかしたまたま同じ場所で待ち合わせをしていた市長の秘書とマジシャンの弟子を間違え、秘書が持っていた2000万円と鳩を交換してしまった。弟子とは電話だけのやりとりで顔を見たことがなく、更に前日の電話で弟子が「菓子折りだけでも…」と言っていたので、2000万円が入った紙袋を菓子折だと思って受け取ってしまったのだ。追跡してくる良介と直樹にも気付かず、2000万円を振り回しながら上機嫌にショッピングモールを見て回っていたのだが、そこで偶然弁当の配達に来ていた娘を発見。娘に気を取られている間に良介に紙袋を奪われたが、そんなことより娘が気になる八木は一瞬目を離した隙にいなくなった娘を探す。発見した娘は婚約者と一緒にいたのだが、その男が他の女と付き合っていると聞いた八木は激昂し、娘と分かれて仕事へと戻る婚約者を追った。しかし婚約者が他の女と付き合っていると八木に教えたのはまだ良介とたまよの嘘を信じている段階の直樹であり、その婚約者はたまよの主治医である。主治医は直樹ときっぱり別れたかったたまよに頼まれて、新しい彼氏ができたという嘘に協力しただけであった。説明を受け、そしてこれを機に娘の婚約者とも面識を持った八木は、再び娘に会うため弁当屋へ向かうがやはり勇気が出ない。この日も諦めて帰ろうとしたところ、ショッピングモールから帰る途中の良介に自転車で轢かれかけた。急に自転車のブレーキが壊れてしまったらしい。紙袋を奪ってしまったことも併せて謝り倒す良介をなだめて見送っていると、悲鳴を聞いたらしい娘が店から出て駆け寄ってきた。娘と正面から向き合った八木は、ここで初めて穏やかに父として名乗りを上げることができた。

⑤清掃員・関口小百合

清掃会社ぴかぴかカンパニーの清掃員。青果店を営む両親と一緒に暮らしている。若い頃はデザイナーを目指して東京で働いていたが、才能の無さに打ちのめされて地元に帰ってきた。清掃員としてのスキルは高いが、かつての「デザイナーになる」という夢、更に言えば卒業文集に書いた「かっこいいと言われる人になる」という目標を引きずっており、今の仕事の清掃について「何の意味もない」と日々無気力に過ごしている。マジシャン・星信男と同級生で、昔は星のことが好きだったらしく、3年連続でバレンタインチョコを捨てられたこともある。ショッピングモールのオープン日、清掃に行ったところ、あろうことか星に遭遇。星はマジシャンとしてショーをやるためにモールに来ており、関口もそれは知っていた。星に会いたくなかった関口は咄嗟に隠れるがすぐに見つかってしまい、清掃員であることを知られたくないあまりデザイナーをしていると嘘をつく。そのまましばらく星とショッピングモールを見て回るが、最初からその嘘はバレていた。その後仕事に戻り、撒き散らされた消火剤の後始末をしていたところ、その高いスキルを見た少女に「かっこいい!」と言われ清掃員の仕事にやりがいを見出した。最初から嘘がバレていたにも関わらず、星に「仕事頑張って」と言われ、更にはりんご(モールに行くなら星くんに渡せと父に持たされていた高級りんご)を受け取ってもらえたことも要因にあるかもしれない。ちなみに消火剤は良介が2000万円を奪って逃亡する際に撒き散らしたもの。

⑥星信男と付き人

星はショッピングモールのオープンイベントにも目玉として呼ばれるクラスのマジシャン。パワハラ体質で、特に最近は弟子が育つ度に利用だけして潰しているらしい。今いる弟子も理不尽に怒鳴られたり様々な責任を押し付けられたりと散々な扱いを受けているが、健気に師事し、「ショッピングモールのオープンイベントでデビューさせる」という言葉も信じている。しかしモールのオープンイベント当日、その約束を反故にされてしまった。ところがショーの直前、2000万円を奪って逃亡中の良介がカラーボールをぶつけられた服の代わりに星の衣装を借りたせいで、星の衣装が行方不明になってしまう。仕方なく代わりの衣装を買ってくる間の時間稼ぎのために、前座として急遽弟子の出演が決定。その際の弟子の堂々とした振る舞いを見て、星は弟子の才能をある程度認めた。

⑦2000万円の行方

児童養護施設で暮らす少女・理紗は日ごろから全国の児童養護施設のための募金活動をしている。ある日の夕方、いつものように募金活動をしていたところ、ある男から紙袋を受け取った。紙袋の中身はりんごだという。この男はマジシャンの星であり、このりんごは星が関口からもらったりんごなのだが、星は大人になってからりんごアレルギーになってしまっていたため、りんごの処理に困っていたのだ。しかし、星は紙袋の中身をりんごだと思い込んでいたが、入っていたのは実は2000万円で、これは良介がバックヤードで逃亡しているうちに同じ紙袋に入った2000万円とりんごを取り違えたためであった。星はりんご(本当は2000万円)を渡す際にもちろんわざわざ名乗ったりはしなかったので、結果的に2000万円は匿名の男から児童養護施設へ募金される形となった。

 

 

上記には登場人物同士の干渉のうち主要な物を書いたが、その他にも大小様々な関わり合いが描かれ物語が進む。ある場面のごく些細な出来事や言動、情報が後の場面の重要な行動に繋がり、更に思わぬ展開へと発展する、延々とバタフライ・エフェクトを描いたような緻密な脚本であった。また登場人物も多く、いくつもの筋が複雑に絡み合った構成だが、脚本と演出、役者の演技が整然としており、初見でも一切混乱しなかった。

 

ラストシーンについて

2000万円の横取りに失敗し、諦めて帰路に着いた良介が自宅アパート前の坂を自転車を押して登ったところで物語が終わる。このとき良介は逃走中にやらかしたこと(マジシャンの衣装を借りて行方不明にさせる、消火剤を撒き散らす、誰のものかもわからないりんごを間違えて持って帰る)を後で謝りに行こうとしており、開幕初日にはその反省だけで終わっていた。しかし2日目以降には別れたはずの直樹とたまよが自分のアパートの前で手を繋いで待っているのを発見し、駆け寄るまでの台詞が追加された。台詞追加前は物語終了後の良介自身に何か良い変化が訪れたのか、主人公に着目した場合この物語はハッピーエンドか否かという解釈は観客に委ねられていたが、追加後にはより明確に「主人公を含めた登場人物に少しの良い変化があった」と明確に示される脚本に変化していた。

 

配役について

パンフレットに記載されている登場人物は37人だが舞台に上がる役者は15人。メインキャスト6名とその他4名は1役だが、役者によっては一人で最大8役を演じる。パンフレットを見なければ同一人物が演じているとはわからないキャラクターが多い。公式HP等に記載されたのはメインキャスト6名の役名のみだが、その他にもフルネームのついた役がいくつかあり、パンフレットには記載されている。また、パンフレットにも記載されていないが役としては演じられている人物も若干名存在する。

 

所感

・各シーンの雰囲気はLIFE!等によく見られる系統のコントと似ている。各登場人物が持っている情報が違い、しかしそれらが絶妙に噛み合ってしまったがためのすれ違いコント(アンジャッシュコント)が物語の要所ともなっている。

・シリアスなシーンの後には片桐仁など「立っているだけで面白い」役者が投入されることが多く、シリアスなシーンがそれなりにあるにも関わらず作品全体が軽やかであった。

・互いに名前も知らない人々の関わり合いによって各々のその日が少しだけ良い日になって物語が終わるのだが、別に全てが解決するわけではない。パワハラ師匠の気質は別に変わらないし病気は治らないし良介は無職のままで、何か劇的な変化が起きるわけでもないのだが、人々の関わり合いによって全てが少しだけ良い方向に向かう。また、その関わり合いも互いに「変えてやろう」と意識して関わり合ったものではない。大体は自分の目的のために動いた結果他者に思わぬ結果や影響を与えた(そして影響を与えたことにも気付かない)という意識外の関わり合いであって、そういった意図しない関わり合いで物事が変化していく様が描かれていた。

・物語中で意図せず他者に与えた影響が多いのは主人公の良介なのだが、良介自身が今後も認識し得るであろう変化はほとんどない。衣装を隠してしまったことでマジシャンの弟子のデビューが叶ったのだが、衣装を返しに行っても弟子に会えるとは限らないし、清掃会社もモールの常勤ではないため関口に会える可能性は低く、2000万円が最終的に児童養護施設へ渡ったことは知り得ないし、八木に至っては偶然再会して娘の話にならない限りもう話を聞く機会はない。ただし2000万円横取りの最大の目的は「直樹とたまよの役に立つ」であり、これに関しては達成されたことがいずれは確実に良介へ伝わる。初日の脚本ではこれもどのように良介へ伝わったか明確には描かれておらず、良介がそれを自覚できたか否かは観客の想像に委ねられていたが、二日目以降に付け足された脚本によって良介が目的達成を目にできた事実が観客へ共有されるようになった。

・舞台が群馬県高崎市であることはかなり明確に示されるが、物語の舞台としての条件は「東京ではない」「巨大ショッピングモールが作られるだけの人口がある街」程度と考えられるので、その中でも高崎市を選んだことに特に強い理由はないと思われる。ただし実在する町を舞台とすることで登場人物の実在性が増し、実際にどこかにいる人々の話のように伝わってきた(気がする)。また「高崎市 坂」で検索すると、ラストシーンで舞台上に投影されていたような坂(脇に石段がそびえ立ち階段が作られており自転車用のスロープがある)がヒットする。

・いくつかある物語の筋それぞれは創作物でもよく見られる設定と展開であり、(さすがに2000万円の横取り計画は現実ではそうそうないだろうが)現実にも「いそう」な人々の「ありそう」な話である。言ってしまえばベタな話がそれぞれ干渉し合いあらぬ方向へ転がり、いつの間にか良い所に収まっていく様を精度高く描いた、観た後に妙な充足感のある作品だった。

・自担いわくこの作品は「映画の生放送」とのことで、脚本・西田氏としても映像でも作れるように脚本を書いたらしい。休憩なし110分という構成にも映画っぽさが表れている。

・清掃会社の車のナンバーが54-54(ゴシゴシ)でかなり良い

弁当屋の弁当を2週間かけて行こうとするな

 

自担について

・台本は稽古初日に頭に入れていくスタイルをとっているらしい。パンフレット等で「立ち稽古の最初から台本を持っていなかった」と語られていたが、同時期に配信されたワロタ!(Amazon Prime Video 全6回、SixTONESのコントプログラム)で2022年の夏の夜の夢でも同様に稽古参加初日から台本を全て入れてきていたことがゲストから明かされていた。

・この年の春に四年ぶりの地上波連ドラに出ていた。映像演技へのチューニングがされる様が見られてかなり面白かった。その影響かどうかはわからないが、今回の舞台では以前より芝居の起伏が滑らかになったような気がした。

 

公演期間中の自分のツイート

・ない男の良い偶然:弟子と八木さんが前日に菓子折の話をしなかったら最初の取引は失敗しなかった・秘書が偽札を紙袋に入れる+星さんが小さい頃りんご好き+りんごをロッカーに入れた+弟子が菓子折を紙袋で持ってきて管理人に菓子折を渡した のどれかが欠けたら良介は2000万円を見失わなかった

・ない男めっちゃ良いポイント:実行前には直樹は良介に「取引現場に割って入って金奪ってがむしゃらに逃げる!なんて無謀すぎんだろ!」と言うが、結果として「金奪ってがむしゃらに逃げる」が2回発生している(どちらも奪取自体は成功している)

・ない男の中で一番かわいい台詞って万引き犯の「働かずに生きる🙏行きます💪」だから

・マジシャンの弟子がひとつ手品終わったときに言う「せんきゅーそーまっち!」、まだぎこちないけど明らかに師匠の「せんきゅー!せんきゅーそーまっち!」と同じ言い方で、師弟やね。と思った(ない男芸こまポイント)

・ない男よくわからんポイント:同じゲームをしているらしいのだが、良介と直樹の手元の動きが違いすぎる

・ない男やめとけポイント:弁当屋の弁当を2週間かけて食べようとする

・ない男良いところポイント:清掃会社の車のナンバーが54-54(ゴシゴシ)

・ない男なんでやねんポイント:小さい都市ほどキャパがデカい(グローブ座700くらい<ドラマシティ900くらい<北九州芸術劇場1200超え)

・ない男良いポイント:マジシャンは弟子にめっちゃパワハラするが、バックヤードで衣装を探してるときにチンピラが飛び込んできてビビった弟子はめちゃくちゃマジシャンの後ろに隠れている

・ない男期間を経てやよい軒で笑う体になってしまって助けてほしい

・ない男って個々の要素はあらゆるところで使い倒されてきた設定と人物像で本当に素直にベタなんだけど、それら全てが思わぬ形で連鎖していって気付いたら全てが良い感じのところに落ち着いていくという脚本がめちゃくちゃ綺麗ってところが面白いんだよね 本当に無駄のない脚本

・「良い感じのところに収まる」も「収まる」に留まるところが良い 病気は治らないし星さんの嫌なところは嫌なままだし良介は無職のままだし、おそらく今後良介は直樹とたまよちゃん以外の役に立ったことは知らないままだし でもそういう認識外の関わり合いで色々なものが良くなっていくよという展開で

・西田さんがバラエティのゆうごを見て「コミカルでかわいらしい人」という印象を持ち、「この人なら悲壮感なく演じられる」とゆうごを起用した役という目で良介を見ると「なるほど…?」と思う

・良介って物語時間中は無職なんだけど、学校出てからは結構まじめに働いてたっぽいし(ただし就職先がたて続けに倒産)、住んでるのはボロアパートだし特に金を使うこともなさそうだしで意外と金は持ってそうだけど、なんか無駄なところに無自覚にお金使っちゃうみたいなことも多発してそう

・隣に座ったお姉さんの膝に「ギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリギリ」って無限に書かれた手ぬぐい置かれてた日があって、これ絶対片桐仁のグッズだろ…と思って調べたらそうだったので感動した

2025年版 何年か使い続けている商品8選

「2024年以前から使い始めた」かつ「リピートしている or 壊れたらリピートして今後も使い続けるつもり」の商品をピックアップしました。その年のベストバイは年末にめちゃくちゃ見るけど、ずっと使い続けてるものって実はあんま見なくないですか?何年も使い続けているもの、すなわち各人の生活を長く構成し、かつ世の中にも長く貢献している商品(物体・サービスを問わない)の話もしたい。

 

 

①眉毛サロン

なんだかんだ10年?くらい通い続けている。通っているのはアナスタシア。ここ以外で眉毛を整えてもらったことはないけど、メニューを見る限りではやっぱり眉毛をメインとするサロンが良い気がしている。餅は餅屋。

学生の頃は半年~1年に一度くらいの頻度(自分ではどうしようもなくなったタイミング)で行っていたが、就職して月1で通い始めたところ、1年くらいで1か月放置しても眉毛があまり乱れなくなってきた。今は1.5~2か月に一度の頻度で通っている。私の眉毛は毛自体が太くて長く、生えている範囲も非常に広い、濃くて太いいわゆるゲジ眉なのだが、今は2か月間ほぼ放置(明らかに輪郭からはみ出している毛をたまに抜く程度)しても多少ボサつく程度。値段的には安くはないがコスパが非常に良いので、最も手軽かつズボラに人の形を保てる手段として使い続けている。最近の眉メイクはもう眉マスカラかジェルで毛流れを整え、眉尻を足すくらいしかしていない。めっちゃ楽。

ちなみに眉毛が薄い人にもおすすめらしい。眉毛の範囲が明確になるので眉が描きやすくなるとかなんとか。最初にどんな眉になりたいか細かいカウンセリングがあり、最後には眉メイク方法をレクチャーしてくれます。

www.anastasiamiaray.jp

 

②キトリ ハーフジップケース(財布)

前に使っていた財布が壊れ、とりあえずのつなぎで買ったら思いのほか良くて使い続けている財布。正確には「ハーフジップケース」という商品名なので別に財布として売られているわけではない。素材はPVC、ちょっと皮っぽい質感の加工がされている。本体の重さは28gくらい。めっちゃ軽いので持ち運びがノーストレス。ただまあそれなりにペラペラなので、現金をよく使う人にはちょっと脆いかもしれない。基本キャッシュレス生活だが念のため現金も持ち歩いているみたいな生活スタイルの人におすすめ。

とは言いつつ最近は荷物の更なる軽量化を目指しており、普段使いの財布は更に10g程度軽いものに変えた。ただ出張用の財布としてこちらを使い続けているので記載。

shop.delfonics.com

 

③キトリ カードケース

②の財布と同シリーズのカードケース。こちらも素材はPVC。マチがなくめちゃくちゃ薄くて軽いのでポケットに入れても目立たない。使用頻度の高いカード(クレジットカードとか近所のスーパーのポイントカードとか)を入れて常に持ち歩いている。ポイントはスナップボタンで完全に閉じることができる構造。昔二つ折りの定期入れを使っていた頃、何かの拍子に学生証を落としたことがあり、それ以降口を完全に閉められないカードケースは使えない体になってしまった。このカードケースならそういう意味での収納性と薄さを両立できる。ただしスナップボタンあたりが壊れやすいので1年に一度くらい買い替えている。

shop.delfonics.com

 

④折りたたみメガネケース

300均とかに売ってるメガネケース。メガネを入れるときは三角柱になるやつ。いろいろなところから出ているので、長年いろいろなところの商品を買い替えながら使っている。

特に真価が発揮されるのはメガネとコンタクトを使い分けるシーン、すなわち旅行等。目的地への行きはコンタクトだが帰りはメガネ…なんてときも、帰りのバッグの中に薄べったい形で入れておけるし、薄べったくなるのでどこにでも入る。薄べったいだけなら芯材の入っていない布製とかでもいいのだが、やっぱりメガネってハードなケースの中に入れておきたいし…他の荷物に押し潰されないようにとか気にしたくないし…基本的に自分は信用できないので、「気を付ければ大丈夫だけどうっかりするとダメ」みたいな状態は極力回避している。

item.rakuten.co.jp

これは同種の商品の中でもちょっと良いやつ

 

⑤ガラス製爪やすり

ガラス製。うちにあるのはチェコガラスのやつ。爪切りに付属している金属製のやすりでもまあ事足りるには事足りるのだが、ガラス製の方が金属製のものより目が細かいらしく、なんかツルツルに仕上がるし形も整えやすい。あと単純にデカいと使いやすい。

item.rakuten.co.jp

 

サーモス 保冷ショッピングバッグ

畳める保冷バッグ。畳める仕様なのでサーモスの他の商品より薄手だが十分な保冷能力を持つ。この中に大きめの保冷剤と冷凍食品を入れた上でリュックの中に入れて歩くことで、真夏でも冷凍食品を溶かさずに持ち運ぶことに成功している。今持っているものは廃番になったが、耐えず後継モデルが出続けている。なくなったら困るのでずっと出続けてほしい。

www.shopthermos.jp

 

⑦タングルティーザー ザ・アルティメットディタングラー ミニ

濡れ髪にも使えるヘアブラシ。穴が開いているのでフックで浴室に吊り下げられる。私は髪が短いのでミニがちょうど良いサイズ。浴室外でもタングルティーザーを使っているのだが、そちらはちょっと大きいのでいずれこちらに変えたい。

浴室での使用タイミングは水に濡れる前・シャンプー後・トリートメントをつけた後・タオルで拭く前。シャンプー後に毛流れを整え、トリートメント後に使うことでトリートメントが非常に良く馴染む。更に洗い流した後に使うと水が払い落とされるのでタオルドライがすぐ終わる。

tangleteezer.jp

 

無印良品 シリコーン 調理スプーン

言わずと知れた定番品。定番品になるのもわかる。なんかちょうど良いんですよね。ヘラとお玉の役割をこれ1本に全て担わせている。キッチンがとにかく狭いので、掬う系と混ぜる系をこれひとつで済ませられるのがかなり助かる。家族がいるとかなら普通にお玉欲しくなると思うけど、それでもこれひとつでカバーできる範囲は非常に広いと思われる(実家にも類似品がある)。一人暮らしを始める際にはとりあえずこれと菜箸を買っておけば何とかなります。

www.muji.com

 

総括

10選にしようと思ったが10個も出てこなかった。厳密に言えば「2024年以前に購入」「リピートしている」の基準に達するものはたくさんあるのだが、あまりにも消耗品すぎてこういうブログに書く感じではないよね…鎮痛剤とか歯磨き粉とか冷蔵庫の消臭剤とかね…こういうブログに書く候補が多数生じるような消費活動をしていきたいですね。真剣な消費活動をするぞ~

買って良かったもの2025

今年マジで買って良かったもの10選です。

 

 

①デスクと椅子

狭小ワンルームに住み始めて5年、今までは折りたたみ式ローテーブルをごまかしながら使っていたのだが、狭いし座ったときの姿勢にも無理があるしでついに耐え切れず導入。そもそもパソコンはデスクトップ派なのに50cm×80cmの小さいローテーブルで過ごすことに無理があった。ただまあ狭小ワンルームなのでめちゃくちゃ部屋のサイズ測ったし、許容範囲のサイズのデスクをめちゃくちゃ検討した。買ったのはIKEAの一番小さいサイズの天板に高さ調整可能な脚をつけたもの、椅子はニトリのダイニングチェア。部屋はギチギチだが意外といけてます。めちゃくちゃ当たり前の話だが、座った姿勢に無理が生じないので作業中腰が痛くならなくて神。がっつりパソコンを使う人はやっぱりデスクと椅子があった方が良い。

www.ikea.com

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②掃除機

今までクイックルワイパーで全てを何とかしていたが、さすがにそろそろ買った方が良いよな…と意を決して購入。ダイソンのスティック型を買った。9~10月くらいに買うと結構良いやつが値引きされてるので買いやすい。やっぱり掃除機ってあった方が良いです。なんかすごい埃とか吸えるし。

 

③傘立て

傘立て?傘かけ?長傘と折りたたみ傘を両方収納できるやつ。ついでに靴べらと折り畳み式のバケツもここにひっかけている。今まで備え付けのシューズラック(オープン型)に無理やり傘をひっかけていたので靴を出し入れする際に落としまくっていたのだが、これを導入したことで玄関が一気にノーストレスになった。狭小ワンルームなのでもちろん玄関も狭いのだが、この傘かけくらい薄いと置いてもほぼ支障が生じない。うちに置けるくらいなので大抵の家は大丈夫なサイズだと思います。

www.yamajitsu.co.jp

 

④シンク下ラック(ステンレス製)

ニトリで買ったが多分メーカーは違うやつ。安くはないが値段に見合うクォリティの品で、丈夫だし安定感あるし引き出しもスムーズ。サイズも台所用品の収納として丁度よく、シンク下が一気に整理された。とにかく品質が良いのでどこに引っ越してもずっと使えそう。

www.nitori-net.jp

 

ティファール マルチパン

鍋やフライパン等の火にかける用途の調理器具はマルチパンひとつしか持っていないのだが、今まで使っていたものが寿命を迎えたため買い替え。ちょっと高いので少し気合いを入れて買ったが、安いものと比べて火の通りも良いし焦げ付かないしでかなり良い。取っ手を外すとミニキッチン付属の網棚にもギリギリ入るため、洗った後に干しておけるのが嬉しい。やっぱりこういった長く頻繁に使う調理器具はある程度良いものを買った方が良い。

https://www.t-fal.co.jp/pots-pans/stackable/products/ingenio-ih-rouge-unlimited-2100131224/

 

⑥冬用椅子カバー

椅子の背もたれにひっかけるタイプの椅子カバー。毛足が長くフワフワしている。最近買ったのだが既に良い。椅子がフワフワになるだけで暖かさが一段階違うし、形が単純なので汎用性も高い。枕カバーとして使っても良いかもしれない。このくらいのサイズだと洗濯もしやすいしね。

item.rakuten.co.jp

 

⑦WEEKENDER HUNGBAG Bento

めちゃくちゃ薄くて軽いエコバッグ。よくあるナイロン製のエコバッグでも十分軽くて薄いのだが、このエコバッグはそれより更に薄くて軽く、付属のケースに入れると家の鍵並みに小さくなる。公共交通機関を使う旅行では数グラムの差がバカにならないのでエコバッグはこれを使う。Bentoはサイズの名前で、弁当が入れやすいようにマチが大きくなっている。他のサイズはSmall、Mid、Large、XLarge。Bentoサイズはどんな駅弁でも安定して入れられるので新幹線移動も安心。

[WEEKENDER] HUNGBAG Bento – HEMING'S official online store

 

⑧ヤケーヌ フェイスマスク(スタンダード)

サマソニに行くために買った。これの他にも強い日焼け止めを塗り帽子を被っていたのでこのフェイスマスクの寄与がどの程度かはわからないが、とりあえず八月の炎天下でも一切日焼けしなかった。開口部があるので外さずに水を飲めるし息のしづらさも皆無。チタンを織り込むことでUVカット機能を付与した生地でできているらしく、確かに実物を見ると表面に光沢がある(=肌に向かってきた光を跳ね返している)。一緒に同じ生地でできたアームカバーも買ったが今年はあまり使わなかったので、来年はそちらも活用していきたいですね。

yake-nu.shop-pro.jp

 

⑨KEYUCA 巻くだけ保冷クロス

裏表同士がくっつく生地に保冷機能が搭載された布。夏の間、凍ったペットボトル麦茶を巻くのに重宝した。凍ったペットボトルってめちゃくちゃ結露するし、外を歩くとすぐ溶けるし、かといってちゃんとした保冷ケースに入れるとなかなか溶けなくて飲めないみたいな状況に陥りがちじゃないですか?保冷クロスならこれらの問題が全て解決する。「クロス」なので結露は布部分が吸収してくれるし、保冷されるので外を歩いてもすぐには溶けないし、かといってペットボトル用保冷ケースよりは保冷されないので良い感じに溶けて飲みやすい。冬は暖かい飲み物を包んでも良さそう。

www.keyuca.com

 

⑩Waterfront COKAGE+

至るところで話題になっていたのでわざわざこういうブログに書くほどのものでもないというか、今更名前を挙げてどうするレベルの代物のような気もするが、それだけ話題になるのも理解できるレベルで良かった日傘。遮熱性能が高く、直射日光の照りつけ感を感じなくなる。その分布が厚いので畳みづらいのだが、さしている間のストレスが軽減されすぎるので真夏はずっとこれを使っていた。

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総括

実家を出て5年目、「ひとまず」で始めた生活が安定して少し経ったタイミングだったので、生活の中の「とりあえず何とかなってるけどもう少しどうにかした方が良い箇所」をどうにかするための出費に集中した。ここには書いていないが棚とかも買っている。今年一年で大分ちゃんとした家になってきました。とはいえ仮にも経済的に独立して働いてる人間がそんなに長く住むことは想定されていないであろうレベルの狭小アパートなので、来年には引っ越したい。もう3年くらい言い続けているが、多分そろそろいい加減に引っ越した方が良いタイミングである。引っ越したら多分またこのジャンル(何とかなっているがどうにかした方が良い箇所をどうにかする)の出費があるな…とりあえずベッド欲しいし…(今は部屋が変な形なのでベッドが置けない)

とはいえほぼ不便を感じないくらいには生活が整備されたので、ここから先は買う物をより厳選していきたい。来年も真剣に消費生活をするぞ!

アイドルオタクが遠征バッグの軽量化と最適化を試みる

ここで「遠征」とは、アイドル(に限らず何か)のオタクがライブなり舞台なりのために自分の住んでいる場所から宿泊を伴ってそれなりの距離を移動することとする。

 

遠征のときの荷物って皆さんどうしてます?私は荷物紹介ブログが好きすぎて、検索上位に出てくるオタクのwhat's in my bagブログは大体読んだ。皆様嘘だろと思うくらいコンパクトだったりめっちゃ物が多かったりと千差万別。荷物には個々人の生活や性格、試行錯誤の過程等々が明確に出てきておもしろい。

私はといえば、遠征というか「遠方に飛んで宿泊する」みたいなことはそこそこしてきたので、比較的パッキングには慣れている方だと思う。荷物はできるだけ軽く小さくしたいが、かといって物を切り詰めたりはしたくない。「持ち歩きが苦にならない、生活に不便も感じない」という絶妙なラインを探り続けている。

最近ちょうど良くまとまった遠征があったので、そのときの荷物でwhat's in my bag書いてみます。

 

 

遠征の概要

10月上旬、福岡に三泊四日

目的:観劇

交通手段:飛行機

 

使ったバッグ

容量17Lくらいのリュック。本体の重さは500gちょっとらしい。バッグは場合によって変えるがキャリーは使わない派。キャリーを使うような荷物量になかなかならないのと、そもそも持っていないため。住んでる家が狭小賃貸アパートすぎて置く場所がないのだ。あとキャリーだと預けたりなんだりのタスクが増えるので、リュックで良いならリュックで行こうと思っている。旅程1週間のヨーロッパとかもリュックとトートで行った。旅程が2週間くらいあったらキャリー欲しいけど、今のところそんな予定もないしな…

ちなみに以前大阪へ二泊三日したときは布トートとモンベルのパッカブルショルダー(Lサイズ)を使った。モンベルのパッカブルショルダー、結構入るしめちゃくちゃ軽いし他のバッグに入れても嵩張らなくておすすめです。あと開き口がファスナーで全閉まりするのもポイント高い。肩にかけられるオーガナイザーみたいな感覚。

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全体像

リュックの中身一覧はこちら。

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左から①衣類、②洗面用品他、③お手回り品系の物が入ってる巾着サコッシュ、④普段から持ち歩いてるバッグインバッグ、⑤双眼鏡。この時点で既に機能性全振りビジュアルをしている。身バレ防止のために写していないが、大きめの布トートもリュックに入れて持って行った。滞在中はリュックはホテルに置いておき、布トートをメインバッグとして行動。

あと撮るのを忘れたが晴雨兼用傘も持って行った。雨傘の方が軽いのだが、この時期はまだ日傘要るね。

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190gらしい

リュック本体の重さも含めてトータルだいたい3kg弱。リュックに詰めると半分くらいまで入っていたので、多分容量としては10Lくらい。

 

①衣類

圧縮袋とかではなく、100均で売ってたA4サイズのチャック袋にギチギチに詰め込んでいる。チャック袋なので一応圧縮できる。嵩を減らすというよりも、軽く圧縮することでリュックの中で型崩れしないことの方が大事かも。中身の写真はないのだが、ライナンナップは以下の通り。

・インナー2日分:3泊だが2日分。3日目にホテルのコインランドリーで洗濯した。一応無印の巾着に入れているのだが要らなかったな…この巾着は一泊くらいの出張で使う方が良さそう。

・ペチコート2枚:旅行では2日くらいは同じボトムスを着回すので必須。まあ普通にインナーなので上記のインナーに含めても良いのだが、寝巻きとしても使うので一応分けて書く。

・トップス2枚:冬でなければだいたいシアーカットソーにしている。軽くて薄いしちょっとドレッシーに見えるため。

・スラックス一枚:冬ならいらなかった。

・寝巻き:ホテルにあるパジャマがタイプ問わず苦手すぎるので毎回何かしら持っていっている。今回はモンベルのメンズインナー(薄手)。薄くて軽くてある程度ゆったりしてる半袖を探すうちにたどり着いた。メンズを選ぶとTシャツと変わらん形なのが良い。黒だとぱっと見あんまり下着っぽくないので、何か羽織ればホテル内なら歩ける。冬の旅行の寝巻きも同シリーズの長袖でいけそう。

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・洗濯ネット:大きめの黒。洗濯で使う(そらそう)。

結構頑張って軽量化したけど、やっぱり衣類が一番重い!ここから更に軽くするとしたら、インナーをより軽量にする・着替えを1日分にしてより頻繁に洗濯するとかになる。より軽量なインナーは探せば見つかるとは思うが、旅行中こまめに洗濯するのはめんどくさいよねえ…

 

②洗面用品他

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セリアのチャック保存袋にポーチが3つとマスクが入っている。チャック保存袋はコーラを飲んでるペンギン柄。(かわいかろう)

 

赤いポーチ(モンベル)には化粧品が入っている。

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中身の量とポーチのサイズが合っていない

左からスポンジパフ・下地・ビューラー・マスカラ・アイブロウマスカラ・眉毛・アイライナー・アイシャドウ。スポンジパフと下地は捨てて帰る。

・下地:使い捨てのタレビンに入っている。

・ビューラー:無印。持ち運びにはやっぱりこのタイプがいいよねえ。

・マスカラ・アイブロウマスカラ・眉毛・アイライナー・アイシャドウ:全て棒状でパケがプラスチック製のものを選んだ。

化粧してる感を出すのに最低限必要な品数。おそらくこれ以上軽くはならない。

 

真ん中のポーチはポーチというかセリアのチャック保存袋(牛柄)。

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左上から時計回りにシャンプートリートメント・櫛・ヘアオイル・洗顔料・泡立てネット・ヘアバンド・保湿クリーム・パック・日焼け止め・コンタクトレンズ・糸ようじと歯磨き粉。液漏れしたら嫌なのでこれでもかとチャック袋に入れている。

シャントリ:サンプルを持っていく。短髪なので一包を二日に分けて使う。

くし:100均。

ヘアオイル:エリップス。旅行にはやっぱりカプセル型。

洗顔料:楽天で見つけたサンプル(夜用)と酵素洗顔パウダー(朝用)。パウダーの方が便利だけど、朝晩酵素パウダー使うと肌が荒れそうなんよね。

泡立てネット:100均の泡立てネットを小さく切ったもの。

ヘアバンド:できるだけ小さいやつ。

保湿クリーム:リップグロスの詰め替え容器に入れたが、これタレビンの方が良かったな。

パック:化粧水的に使う。チャック袋にコットンと化粧水を入れる方式の方がコンパクトなのだが、作るのがめんどくさくてパックを持ってきた。ていうかこのパックの美容液が良くて、どんな状況でもある程度のコンディションを保てるので遠征に持って行きがち。パックとして使わずにシートでパッティングして終わることも多い。この美容液をボトルで売ってくれないか?(ルルルンのアイデンティティ全否定)

日焼け止め:グロスの詰め替え容器(大)に入っている。なんか他にやりようがある気がする。

コンタクトレンズ:最近メーカー変えたらありえん薄いパケになってラッキーだった。

糸ようじ・歯磨き粉:歯磨き粉は楽天でCheck-upのサンプルを見つけて買った。三泊でちょうどなくなるくらいのサイズ。

 

モンベルの半透明ポーチにはその他諸々が入っている。

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上段にあるのはポケットティッシュ、下段はワイヤレスイヤホン。イヤホンは首掛け派。フルワイヤレスだといつか絶対落とすため。首掛け型はイヤホンを外したらそのまま首に掛けられるから好きなのだが、最近あんま種類が出てなくて困っている。間にあるのは左からハンドクリーム・アクセサリーケース・サプリ・ワセリン・ガム。

・ハンドクリーム:無印の詰め替えチューブに入れている。同じものが手回り品ポーチにも入っている。

・アクセサリーケース:アクセサリーケースっていうか、無印の連結型ピルケースにネックレスを入れている。めちゃくちゃ小さいが意外と入る。やる気になればピアスも一緒に入れられる。こういうハードケースだとピアスの軸に気を使う必要がなくて良い。

・サプリ:無印の連結型ピルケースに速攻ブルーベリーとキューピーコーワヒーリングが入っている。

・ワセリン:夜用リップとして使用。冬場は全顔に使っても良い。

・ガム:ホテルに置いておく分。持ち歩きポーチの補充用。

 

③手回り品系

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使用頻度が高いもの・すぐに出し入れしたいものを巾着型のサコッシュに入れている。とにかく薄いのでポケット的に使えるし、他のバッグにポーチとして入れることもできる。ただ中身の量に対してデカすぎてちょっと不便。もう少し小さいやつにしたいっていうか、小さいエコバッグにショルダーストラップつけるくらいが良いかもしれない。中身は左上から時計回りにハンカチとティッシュ・財布・チケットファイル・使用頻度の高いものを入れてるポーチ・エコバッグ。

・ハンカチとティッシュ:ハンカチっていうか半てぬぐい。薄くて軽くて爆速で乾く。これは豆絞りの小豆柄。かわいかろう。

・財布:モンベルの三つ折り財布。黄色いのはカードケース。モンベルの三つ折り財布は死ぬほど軽くて小さい上に結構入って便利。普段は大体キャッシュレスで生活しているが、旅行中は何かと現金が必要なので普段より多めに入れている。カードケースには追加の硬貨を入れているが、モンベル財布の方に詰め込んでも良かった気がする。

・チケットファイル:無印の片面クリアケース。一面が透明になっているのと、チャックで口が全閉まりするのが重要。以前一方向の口が開いてるタイプのチケットファイルを使っていたとき、入っていたチケットを全てぶちまけて肝を冷やしたことがある。

・使用頻度の高いものを入れてるポーチ:これは普段も持ち歩いている。中身はこちら。

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左からリップバーム(グロス用チューブに詰め替えたもの)・色付きリップ(口元の化粧っけをこれに一任している)・アルコールスプレー・目薬(コンタクト装着液にもなる)・ハンドクリーム。

・エコバッグ:異様に軽くて畳むと小さいが、広げるとそこそこの大きさになる。Bentoというサイズ(弁当が入れやすいように底面が大きくなっている)なのでBentoと書かれていてかわいい。

 

④普段から持ち歩いているバッグインバッグ

黒いバッグの中でも絶対に見失わない視認性を重視した蛍光イエロー。デルフォニックスのインナーキャリングエアーSサイズ。このサイズでこのポケット数があるポーチとしてはトップクラスに軽い。

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中身は左上から時計回りに防災ポーチ・薬類・メガネ拭き・汗拭きシート・アホ毛抑え・フェイスパウダー・充電器・ボンタンアメ・自担。

・防災ポーチ:チャック袋にギチギチに詰め込んでいる。ギチギチに詰め込むと型崩れしなくて良い。

・薬類:鎮痛剤・絆創膏・手湿疹の薬。絆創膏が入っていた薄型ケースに入れている。なぜかここに家の鍵とガムも入っている。

・メガネ拭き:布タイプと使い捨てタイプ。

・汗拭きシート:何枚かチャック袋に入れて持ち歩いている。こうするとコンパクトになるし乾きづらい。

アホ毛抑え:普段は入っていない。おそらく朝使ったものを慌ててここにねじ込んで持ってきている。

・フェイスパウダー:ダイソーのミラー付きパウダーケース。粉を出すところがネットになってて使いやすい。中身はコスデコの一生なくならない粉だが、このケースに入れると普通になくなるので、おそらくあの容器かパフから粉が湧いている。

・充電関係:5000mAhのモバイルバッテリーとACアダプタ、リール式の充電ケーブル。普段はケーブル一体型のモバイルバッテリーを入れているが、遠征ではどうせアダプタとケーブルも必要になるので、モバイルバッテリーをより軽いケーブル非一体型に変えている。充電ケーブルはリール式が好き。

ボンタンアメ:話題になった尿意対策アイテムの中で最も総合点が高い気がする。少量ずつ食べやすいし、効果も高いし、持ち運びしやすいし場所問わず口に入れやすい。尿意を抑えたい予定がある日は朝からちまちま数時間かけて数粒食べる。

・自担:ビション・フリーゼに囲まれる髙地優吾さんと何かを指し示す髙地優吾さん。S字カラビナで繋いでいる。100均で買った小物文房具ケースが何かを指し示すフレークシールの髙地優吾さんにジャストサイズだった。

 

⑤双眼鏡

100均で買ったポーチに入れている。視認性が良いバキバキの青。双眼鏡ポーチに目がついててなんか良い。中に入っているのはビクセンの4倍。これ舞台遠征だから4倍で良かったけど、ライブだったら一気に重くなるよね。

 

総評

モンベル最強。まあまあコンパクトで軽量なパッキングができたのではないだろうかと思うが、まだ200~300gくらい軽くできそう。あと吊り下げポーチ欲しいんよね。現状洗面台の上が大散乱しているため。

こうして写真で見ると結構色彩がやかましいのだが、こうやって持ち物の色彩をやかましくすることで忘れ物をしにくくなります。そういう意味ではモンベルの軽量財布はちょっと不便。めちゃくちゃ小さくて軽いのに黒を選んでしまったので、荷物の中でよく見失っている。あと充電ケーブルとアダプタも派手な色のものにしたい。

今回は舞台遠征だったのでこれで済んだが、ライブとなるとまた仕様が違ってくる。次のツアーではできるだけ持ち運びしやすいペンライトが出ますように!

 

やっぱりわからん、秒速5センチメートル

秒速5センチメートルを初めて観たのは大学生の頃だった。友達が持っていたDVDを友達の家のテレビで観たのだ。当時はまだ新海誠の名前すら知らなくて、どういった映画なのか、そもそも映画だということも全く知らずに誘われるまま観た。一緒に観たのは女の子2人と男の子1人だった。

マッッッジで何の感想も湧いてこなかった。「絵がきれいだなー」くらいしか思わなかった。あまりにも何も刺さらなかったし引っかかりもしなかったので、そのうち内容も全部忘れた。観終わったとき、一緒に見た女の子2人は「良い話だった♡」と満足げで、男の子は頭を抱えて呻いていた。

 

勘違いされたくないので弁明すると、確かに何の感想もなかったのだが、決してつまらなかったとか駄作だとか言うつもりはないのだ。ただただ私が映画の全要素について全く心当たりがなかっただけで、そして秒速5センチメートルが「心当たりがない人」には何も残らないように作られている作品であるというだけのことだ。刺さらない人には全く刺さらない、刺さる人には死ぬほど刺さる、それがこの映画の持ち味であり、魔力なのだと思ったし、今もそう思っている。そして見る人によって感想も全く違う。同じ大学に通う年齢もほぼ同じ4人が同じ家の同じ画面で同時に観たのに、1人は何の感想もなく、2人は満足げで、1人はしばらく落ち込んでいた。これだけ同じ条件が揃っているのに、人によってこれだけ感想が分かれる、その状況とこの映画の性質が面白いと思った。

 

その後何年も経って、当時は微塵も興味がなかったアイドルにハマり、自軍のメンバーがすずめの戸締まりで声優をやったと思ったら、秒速5センチメートルの実写化が決まり、そのメンバーが主演を務めることになっていた。マジかよ。人生何があるかわからない。大学生のとき一緒に秒速5センチメートルを観た男の子は大学を出る前に連絡が取れなくなった。就職して何年か経った頃に京都へ遊びに行ったら、一緒に秒速5センチメートルを観た女の子から「似た人が京都駅に向かって歩いてるの見たけど違うよね?」と久しぶりに連絡が来た。私です。

自軍のメンバーが主演を務めるということで、公開前に原作の秒速5センチメートルをもう一度観ておくことにした。ちょうど自担および自軍のアマプラ配信番組が始まったため、アマプラに課金し始めたところだった。ふと思いついて検索したら、秒速5センチメートルがアマプラの見放題にあったのだ。こうして偶然に偶然が重ならなければおそらく原作をもう一度観ることはなかった。偶然協会の協会員も喜んでいることだろう(ワロタ!全6話はアマゾンプライムで独占配信中)。一人暮らしのクソ狭い賃貸アパートで1人で観た秒速5センチメートルに関しても、やっぱり特に何の感想も湧いてこなかった。

 

奥山監督の作品は映像が綺麗であることは知っていたので、実写版秒速5センチメートルはできるだけ大きいスクリーンで観たいと思った。大きいスクリーンで上映されているうちに観るために、公開翌日、近くの上映映画館からできるだけ大きいスクリーンを探して観に行った。

実写版秒速は原作よりもはるかに登場人物が多く、その増えたうちの大半が原作で言う最終話、すなわち貴樹が大人になって東京で働いている時代の登場人物である。63分だったものが121分になっていることからも、原作では一瞬だった大人編を中心として膨らませ再構築した作品であろうことは観る前からわかった。まあ主演が30歳の松村北斗である時点でそうでしかないのだ。

 

実写版秒速5センチメートルは良い映画だった。何より雰囲気が良かった。静かでうっすら霧がかっていて、全てが綺麗で透明感のある映画だった。私は大きいスクリーンで観たくてできるだけ大きい映画館に行ったけど、本当はミニシアターや、シネコンでも小さい箱が似合う映画だと思う。実写版の秒速5センチメートルもやっぱり私には全く刺さらなかったが、原作を観た後とは違って、少なくともこうやって鑑賞後にブログを書こうと思えば書ける程度には「何らか」が残った。

 

実写版秒速5センチメートルは、登場人物の人生や生活、人格が原作よりもはるかに具体的に描かれていた。原作では「結婚したらしい」くらいしかわからない大人になった明里も、実写版ではどこで働いていて何が好きでどんな友達がいて今をどんな風に生きているのかといったことが丁寧に描写されており、ある意味神格化された遠い初恋の象徴ではなく、あくまでも一個人として映画の中に存在していた。

明里だけではない。原作よりも格段に増えた登場人物は、それぞれ短い時間でも「どういう人間か」「どういった人生を送っているのか」がなんとなく伝わってきた。大人になった花苗は離れた場所で自分の人生を送っており、花苗にとっての貴樹は過去の人になっていることが察せられた。「東京からの転校生に片思いをしている、将来に迷うサーフィン少女」の外側が示唆されたのだ。水野さんに関しても、人格や生活、どういった指針で生きている人なのか、これからどう生きていきそうな人なのか、短い時間でもしっかり描写されていた。原作では良く言えば余白が残されていた、悪く言えば偶像的で舞台装置的でもあった登場人物が、あくまでも現実世界に生きる個人として描かれていた。原作がモノローグベースで主観の精神世界っぽい作品だったのに対して、実写版は一歩引いた俯瞰の視点で徹底的に現実世界へ落とし込んでおり、貴樹以外の登場人物が貴樹との関わりの外でもきちんと描かれることで、全ての登場人物が一気に人間らしくなったということだろう。まあ綺麗な映画なので、綺麗な映画なりの人間の描き方ではあるのだが、それはそれとしてだ。これはどちらが良い悪いというよりも、同じ話をどの角度から見てどのように切り取るのか、要は解釈方法の違いであって、もっと言ってしまえば「2007年公開の60分程度のアニメーション映画」と「2025年公開の120分くらいの実写映画(主題歌は米津玄師)」では適した視点が違う、という話だ。加えて、実写版では物語の根底にあるテーマが増強されているように見えた。「今はもう関わりがなくても、昔出会った人や物事は人生の一部となって続いていく」といったような、より一般的で広いテーマが全編通して丁寧に描き出されていた。

実写版の方が登場人物も多く、多様な人々を具体的に描いているし、原作よりも広いテーマを丁寧に表現しているので、単純に考えて「刺さる」とか「心当たりがある」観客の数は増えるだろう。また、一切刺さらなかったり心当たりがなかったとしても、登場人物や物語の経緯、何を描きたいのかといったことをこれだけ丁寧に説明されれば何かしらは頭に残る可能性も上がる。私はこのパターンだった。「全然わからんけど、そういうことなんですね」といった感じで、感覚としては全くピンと来なくても理屈を頭に残すことはできるのだ。その意味で、実写版秒速5センチメートルは原作よりも大衆向けになったと思った。

 

原作の貴樹と明里はもう二度と会うことはなさそうだったが、実写版の貴樹と明里は踏切ですれ違ってから5年後よりも更に後になって再会するかもしれない。そのときの貴樹と明里はもう子供の頃の貴樹と明里ではないし、岩舟に行ったアラサーの貴樹と約束を覚えていながらも行かなかった明里でもなくなっているだろう。

 

ところで私はオタクなので、実写版を観た後にツイッターで感想を漁っていた。映像の美しさや役者への評価・感想はおおよそ誰でも一致していたのだが、内容に関する感想は人によっててんでバラバラで、この実写映画は正しく「秒速5センチメートル」だなと思った。

 

サマソニ2025 初心者備忘録

サマソニ、生き延びた!

 

野外フェスも夏フェスも未経験のインドアオタク、サマソニ2025を普通に楽しんで普通に元気に帰ってきたのでいろいろメモっておこうと思う。未来の自分が助かるかもしれないし、来年以降同様の状況に直面したフェス初心者オタクの助けになるかもしれん。私も事前にいろいろ検索しまくったし。

 

 

参加した日の天気

2025/8/16 晴れときどき曇り 予想最高気温は32℃

 

計画

・目当てはSixTONESで、マリンステージ(ZOZOマリンスタジアム)の一番手→目当てが終わったら幕張メッセに移動する。フェス初心者(暑さに弱い)がずっと野外ステージに居座るのはよく考えなくてもやばい。

・スタンド下段で参戦する。初心者がこの炎天下でアリーナ(人口密度高、椅子なし、日傘が使えない)というのは堪えられる自信がないし、そもそも朝イチ整理券なし、一般チケットなのでアリーナ前方は厳しい。というか最初からスタンド狙いで朝イチ整理券を取らなかった。

 

事前準備:とにかく暑さに体を慣らす

2週間くらい前から気温が33℃以下なら仕事帰りに駅まで30~40分歩いた。暑熱順化と言うらしい。厚生労働省も資料を出してるぞ。

https://www.mhlw.go.jp/content/001103539.pdf

 

当日の流れ

8:00頃 海浜幕張駅到着。バスでマリンスタジアムまで行こうと思ったがバスを間違えて幕張メッセで降ろされる。マリンスタジアムまでの道は結構空いてて歩きやすかった。

8:30頃? 時刻は正直うろ覚えだが並び列に到着。一般チケだし朝イチ整理券も持っていないので普通に1DAYチケット引き換え列に並んだ。どのくらいの人が並んでいたかはわからないが、そんなに長蛇の列という感じではなかった。日陰はないが日傘が使えるのでわりかし快適。地べたに座って待つこともできるが、列を詰めたか何かでちょいちょい列が動くので、すぐに動けるようにしておくと良い。ここでおにぎりを食べた。炎天下での空腹は敵。

9:00 開場時刻。列は若干動くが一般チケットの列は後回しになるのでもうしばらく待つ。

9:30頃? 一般チケットも入場開始。ここからは爆速で列が進む。5分も経たずに入場できた。入ってすぐ横にある屋台できゅうりの一本漬けを買った。

9:35頃 ロングポテトを買って食べた。

10:00過ぎ スタンドに入って座る。スタンドは前方でもまだスカスカだったので場所選び放題。座ってきゅうりの一本漬けを食べた。水分と塩分を補給できるしおいしい。皆さん夏フェスではきゅうりの一本漬けを食べましょう。ちなみにこの時点でアリーナは前方1/3程度が埋まっていた。

11:00 目当ての出番開始。スタンドでは直前まで日傘が使えるので、この日の気温くらいならかなり快適だった。この頃には首に巻いた保冷剤(後述)は溶けていた(ひんやりはしていた)。

11:30頃 目当ての出番終了。マリンスタジアム外の日陰になっている休憩場所で汗を拭いて日焼け止めを塗り直す。

11:50頃 幕張メッセに移動。道は割と空いてるし、距離的にも普通に歩ける。屋内に入ったら荷物整理。幕張メッセは日も当たらないし空調も効いてるし座るところも潤沢にあるので気兼ねなくダラダラ整理できる。その後はいろいろ食べながら色んなステージをフラフラ歩いて回った。

15:00過ぎ 混まないうちに帰ろうということで駅に向かう。楽しかった!

 

服装

ノースリーブ+薄いナイロンのワイドパンツ+スニーカー+レッグサポーター+UVカットラッシュガード(長袖)

割と快適に乗り切れた。半袖にアームカバーでも良かったかも。ZOZOマリンスタジアムはとにかく日影がなく、特にアリーナ・スタンド下段は逃げ場がゼロなので、日差しがある日はいかに肌を隠せるかを重視するとよさそう。日差しに直で晒されないだけで体力の消耗が抑えられる。あと海が近いためか風が吹くと結構涼しいので、通気性も重視すると良い。ちなみにレッグサポーターはワイドパンツの丈が短めだったので日よけの為に履いていたが、本来の役割(レッグをサポート)も果たしてくれたような気がする。

 

持ち物

充電器とかそういうお手回り品系はまあ全員持ってくと思うので、主に暑さ・日差し対策系を列挙。

バッグユニクロのショルダーバッグ。肩ひもが幅広いやつ。

日傘:強いやつ。私が持って行ったのはCOKAGEの三段折。布地が分厚いので畳みづらいが、その分遮熱性能が高いのでガチ炎天下では超おすすめです。

cokageplus.com

帽子:日傘素材でできたハット。表白裏黒だと日光を反射するし照り返しは吸収されるしでかなり良い。

item.rakuten.co.jp

ヤケーヌ:全く焼けない上に息もしやすいと噂のフェイスカバー。マジでつけてないときと全く変わらんくらいノーストレスだった。日焼けもしなかった。

UVカットマスク ヤケーヌスタンダード 面ファスナータイプ /MARUFUKU

日焼け止め:アネッサのミルク。シャカシャカするやつ。この日ばかりは肌負担無視でとにかく防御。

ファンデが染み込みにくいパフ:ロージーローザから出ている。アネッサをつけて顔に塗るのに使った。顔の日焼け止め塗りなおしってこれが最適解かも。

UVカットパウダーファンデセザンヌ。信じられんくらい塗り直したし信じられんくらい厚塗りした。

汗拭きシート:ケチらずに大判の良いやつを買おう。

メイク落としシート:室内に入ったら厚塗りファンデ鬱陶しくなるかなと思って持って行った。なくても良かった。

横長連結タイプの保冷剤:これではないけどこういうやつ(私はダイソーで買った)↓

item.rakuten.co.jp

これを保冷クロスで巻く→更に手ぬぐいで巻いて首に巻いた。手ぬぐいで巻いたのは保冷クロスの肌触りがありえん悪いため。多分暑さ対策としてはこれが一番効いた。やっぱり氷で冷やすのが一番良いよ。

保冷クロス↓

巻くだけ保冷クロス 42×42cm・30×30cm<ZIP!で紹介されました>|KEYUCA(ケユカ)オンラインショップ【公式】通販

よくあるサイズの保冷剤(200mlくらい):保冷クロスに巻いて保冷バッグの中に入れてた。体を冷やすのに脇とかに挟む用途を想定していたが結局使わず。でもこいつのおかげで飲み物が割と冷たく保たれてたのかも。帰る時点でも溶け切らずちょっとシャリシャリしていた。

保冷バッグ(サーモス・4L):保冷剤とかタンブラー(後述)とかを入れた。サーモス信者なのでサーモスを使用。

www.shopthermos.jp

凍らせた麦茶入りペットボトル:680mlと1000mlの二本。凍らせたっていうか、①中身を半分くらい抜いて凍らせる→②凍ったら空きスペースに小さい麦茶氷をぎっしり入れて冷凍庫で保存→③出かける直前に液体麦茶を入れるという三段階を踏んだ、固体と液体のハイブリッド麦茶。680mlの方は保冷バッグ、1000mlの方は保冷クロスを巻いた上でエコバッグに入れて持ち歩いた。目当ての出番あたり(屋外で11:00頃)で1000mlの方が溶け切り&飲み切り。結構最後まで冷たく飲めたぞ。それまで保冷バッグの中で待機していた680mlの方は結構氷が残っていたので、その後も冷たい麦茶を飲めて良かった。

保冷タンブラー象印。容量400ml。麦茶氷をぎっしり入れた後に液体麦茶を入れたもの。ペットボトルが二本とも空いた後に飲む。帰るときまで氷が残っていた。屋内に入れば涼しいし冷たい飲み物もすぐ手に入るので、今回(昼頃には幕張メッセに移動)に関してはなくても良かったかも。

www.zojirushi-direct.com

冷タオル:今回使用した冷感アイテムはこちらのみ。冷感アイテムって実際あんま冷えてるわけじゃなくてスース―感による脳のバグらせがメインなので、熱中症になりそうなガチ炎天下では怖くてあんま使えてない。でも一瞬使ったら確かに快適だった。短時間の使用ならよさそう。

タブレット:合間でちょいちょいかじる。いっぱい持って行ったけど、きゅうり食べたし数粒でよかったな。

 

良かった点

無理せずスタンド参戦:アリーナだったらやばかったかも!やっぱり初心者はスタンドが安全。次はアリーナ行ける気がする。

野外で見るのは目当てのみ、後は屋内エリアに避難:疲れる前に涼しい場所へ退避しよう。

氷をめちゃくちゃ持っていく:体を冷やすならやっぱり氷。

空腹状態を作らない:フェス飯爆食いしたし、隙あらば何か食ってた。炎天下の空腹は敵。とにかく体力を維持しよう。

 

改善点

一番手のスタンド狙いなら別に並ばなくて良さそう:一般列で入場してきゅうり買って日陰で芋食ってのんびりして入場しても全然余裕あった。入場開始時刻に来れば十分。ただし翌日のミセスのステージなんかでは入場規制がかかったらしいので、場合によっては入れない可能性もある。まあ一番手なら余程でない限り入場規制はかからない気がするな。(集客が最も難しい時間らしいので)

前方やスタジアムのアリーナに行かないなら鞄はリュックでいい:暑さ対策となると飲み物や保冷剤でとにかく水物が多く、荷物がどうしても重くなる。スタンドとか後方とかで参戦するなら全然リュックみたいな大きめのバッグ使えるので、体への負担を減らすには絶対そっちの方が良い。

 

備考

野外はめちゃくちゃ音響悪い:席の場所によってはそうでもないのかな?私がいたところは特に序盤は死ぬほど音が悪くて「なんかギャリギャリ聞こえるな」くらいの感じだったので、脳内再生で曲を補っていた。そういう場合は音っていうか""場""に全力で乗ろう。

一週間ズレてたらやばかった:いくら炎天下と言えどもこの日の(予想)最高気温は32℃程度。少なくとも34~35℃までには達していなかったと思われる。その翌週は普通に35℃くらいまで上がっていたので、気温が一週間ズレていたらガチでやばかった。こればっかりは運だが、今後参加する野外イベントも今回程度までの気温であることを願う。

 

思い出したら追記します。

Come Blow Your Horn 〜ボクの独立宣言〜 観劇メモ・感想

Come Blow Your Horn 〜ボクの独立宣言〜 (2024年10月、新国立劇場森ノ宮ピロティホール)の観劇後覚え書きです。

 

www.comeblowyou

 

 

rhorn2024.jp

セット・構成

アランのアパートのリビング。色とりどりの壁紙、正面に観音扉(玄関)、上手に寝室への扉、下手にキッチンへの入り口。キッチン入り口と玄関の間にバーカウンター、キッチン入り口の横に暖炉。上手には異様に背の高い窓(多分天井もかなり高い)、窓際には低いカウンター。バーカウンターにはカウンターチェアが二脚、窓際のカウンターには事務椅子が一脚、下手にリラックスチェアと電話台に乗った電話、上手にカウチソファ。家族との団欒を想定した部屋ではないし、一人暮らしにしては椅子が多い。いかにも一人暮らしのプレイボーイが夜な夜な女の子を連れ込むための部屋といった感じで、アランの生活が垣間見える家具の取り揃えである。開幕・幕間・閉幕では幕が開閉するが、それ以外の転換はなし。

・二幕構成。開演前はホールや客席にコニー・フランシスなどが流れている。幕の開閉にも音がつく。幕が開き切った後は幕が閉じるまで、チャイムと電話のベル以外の効果音等はほぼ無し。歌等もほぼないので、役者の台詞と動作だけで物語が進行する(ほぼ:二幕冒頭ではバディが口ずさみながら踊っている)。(ブロードウェイ作品ということで勘違いされることもあるが、舞台Come Blow Your Hornはミュージカルではなく完全なストレートプレイ作品である。)

・本編中にはほぼ音楽等は流れないが、一幕中盤のママが来るシーンでは一瞬照明が暗くなって音楽が流れる。当初は三幕構成で作っていたのかもしれない。

 

主演について

・Come Blow Your Hornは通常兄のアラン役が主役とされるが、今回は弟のバディが主役とされている。演出の先生の前々からの構想を形にしたものとのこと。

ニール・サイモン戯曲集Ⅰ(1984年、早川書房)を読む限り、そして(読んでいないので何とも言えないが)おそらく現版も、そもそもアランが圧倒的な主役というよりもどちらかといえば兄に軸のある兄弟の話という印象が強い。今回の公演に関しても、兄弟のどちらかというよりは「兄弟の話」という印象が強かった。

・アランに注目するのであれば、長いモラトリアムを過ごしてきた男が失恋をきっかけに現実に目覚め、弟を通して自分の人生および家族との在り方を見直す話であって、最後には兄の自立を描き切って終わる。一幕冒頭にはあたかも「実家を出る=自立」のように考えているような兄弟の会話があるが、アランは一人暮らしこそしているものの、別に自立はしていない。何やかんや子供のような言い訳をして仕事はしないし無断欠勤するし問題も起こすし、父が雇ってくれているから職があっただけで、そうでなければとっくにクビの勤務態度である。30過ぎまで両親に依存して好き放題生きてきたアランは、ついに父からクビを言い渡された上に本命彼女コニーに振られ、そこで初めて自分の生活を振り返り、3週間徹底的に努力して自立する。営業(会社の一員)として契約を取れる力を実績をもって示せるようになり、一人の大人として家庭を持って親族を大切にできる度量を身につける。この物語では自立して身を固めることと結婚がほぼ同義で繋がっている。時代的な背景も大きいだろうが(Come Blow Your Hornは1960年代の作品)、コニーに振られるまでのアランの放蕩ぶりは「結婚を決意できない」に象徴されるような覚悟と責任感のなさに起因しており、それを改めることが結婚に繋がったという面もおそらくある。仕事に関する父親との言い合いを見ても、一幕のアランには1人の大人として働いている自覚は感じられない。仕事をしろ!と怒る父親に子供のような言い訳をしていたアランは、最終的に大人としての責任を自覚して社会に参加するようになり(=ちゃんと自立し)、その結果として本命との結婚も決めるのである。

・バディに注目するなら、兄の後追いで育ってきた青年が家出と兄の結婚を経て真の意味で自立していくことを予感させる話である。バディは「いい加減そろそろ自立しろ」と言われているアランとは違って、両親と兄から徹底的に赤ちゃん扱いされている(今回の翻訳版ではもう23歳、原版でも21歳なのに)。物語は赤ちゃん扱いしてくる両親に嫌気がさしたバディがアランの家へ家出してくるところから始まる。ただし、両親より度合いは低いものの、アランもバディを子供扱いしていることに変わりはないし、バディ自身も実際子供である。家庭内のバランスを積極的に整えに行けるような他者への配慮は持っているが、家庭内で徹底的に子供扱いされるため、そしてアランが「10歳程度の年齢差がある兄」という子供にとっては絶大と言えるかもしれない「常に自分の先を行く(圧倒的に大人に見える)ロールモデル」だったためか、二幕終盤までのバディは大人になるというのがどういうことか分かっていない節がある。劇中でのバディの変化は全てアランの後追いであり、そもそも物語の発端となっている家出も兄の後を追った行動である。一幕以前では一家の子供、赤ちゃんとして過ごしてきたバディは、一幕の騒動を経て二幕で兄のコピーと化す。これはアランの言うところの「男には誰でもそういう時期がある」の「そういう時期」の部分、要するにいわゆるモラトリアムであって、ここでバディはようやく(大人にはなっていないが)子供から脱却したのであろう。兄が一人の大人として自立した後、それまで徹底的に子供扱いされていたバディは、母からは「あなたはもう赤ちゃんではないので好きにして良い」、父からは「父に反対されてもそれは反対ということではない(わかりづらいが多分要するに「好きにしていい」の意)」と言われて、両親からの赤ちゃん扱いからも脱却する。物語としてはここで終わるが、バディには本当は「作家になる」という夢があって、その後は両親の言いなりでもなく兄の後追いでもなく、本当に自分のやりたいことで身を立てていく予感を観客に残して幕が下りる。

・バディが主演となるかどうかはおそらく演出と演技次第である。今回はアランとバディのどちらが主演と言われても違和感のない演出だった。他のCome Blow Your Horn(舞台版)を観たことがないので何とも言えないが、やろうと思えばアランが圧倒的な主人公となるように作れるのだろうと思う。バディを圧倒的な主役に置くのは難しいかもしれないが、これを「兄弟および家族の話」として描き、バディを主役と定義することで、アランを圧倒的な主役としたときとは作品として少し違うニュアンスが生まれる(ような気がする)。

 

翻訳について

・演出の先生は翻訳物を扱う際にはできる限り新翻訳を作る方針らしく、今回の作品も完全に新規の訳が作成されている。

・脚本の内容自体はニール・サイモン戯曲集Ⅰ(1984年、早川書房)とほぼ同じだが、語句や表現は想定観客(2024年の若い世代)仕様。ニール・サイモン戯曲集Ⅰでは父からアランへの罵り言葉が「極道!」だが今回は「役立たず!」になっていたり、全体的に表現がまろやかになったりしている。

・同じ脚本でも演出や役者によって違いが出るのは承知の上で、登場人物全員がニール・サイモン戯曲集Ⅰよりチャーミングに描かれていた印象。特に父母の可愛らしさが増強されていた。

 

所感

・役者全員滑舌がエグい

・台詞量が多い多い多い

・初日から会場からドカンドカン笑いが起きていてすごかった

・やっぱり演劇は初演当初の時代背景をある程度頭に入れておいた方が面白く観れる(その時代の人のために作られているため)

新国立劇場の椅子って油断すると腰痛い

・パパとバディの口論中に震度3程度の地震が来た日があったが、羽場裕一の対応力が凄まじかった(一旦流れを止めた後、「大丈夫だここ頑丈に作ってあるから!」と言って会場の笑いをとり、その後スムーズに元の流れへ戻っていった)

・夜公演は休憩中にロビーで何か食ってる人がとにかく多い(ロビーは飲食可)

新国立劇場、新宿から歩くといい感じの散歩になる距離ですが夏場は多分きついです

・セット・衣装・メイク・芝居全てにおいて世界観が徹底的に作り込まれている

・色彩とデザインがとにかくかわいい

・普段はペギーみたいな女の子(騙されやすくて頭も良くないがそんなの何の問題にもならないくらいお金持ちでフットワークが軽い)と遊びまくってるアランが本命にするのはコニー(歌手としてバリバリ働いてて実力もあって育ちが良い)なんだな〜

・掛け合いがとにかく怒涛で公演期間終盤にはだいたいちょっと巻いていた

・舞台の髙地優吾からは異様なエネルギーが迸ってて最高!

 

千秋楽からかなり時間が経ってから仕上げたのでいろいろ抜けてるかもしれないです。